遠い宇宙から来た杞憂
無限に広がるようにすら感じる大宇宙…その深遠には何があるのか
われわれ人類にはまだわからないことも多い。
当然その深遠の中に、われわれ人類に対する脅威になるものも
存在すると考えておいたほうがよいだろう。
そんなこともあって、地上から観測できる大型天体望遠鏡「すばる」
や、宇宙空間に存在するハッブル望遠鏡などをはじめとした観測、
大事だと思うんですよ。すばるも仕分けられましたか。
…私怨はともかく、金星人がすでに地球、特に日本を侵略しているかも
しれないのはおいておいて(まぁ異次元の金星の話だと思うので…異次元人が日本侵略も問題だろ…)
実際宇宙からの脅威って、笑って済ませられるものばかりなんだろうか?
ネタの金星人はともかく、宇宙人が地球侵略ってのは今のところは
考えにくいように思える。
地球に一番近い太陽以外の恒星まで光速で4年以上かかるわけで。
仮に光速の5%の速度で移動できる技術があっても80年かかる…
よほど技術が進んでる宇宙人でもいれば別かもしれないが、まぁ多分
当分は地球侵略には来ないと思う。
…気が変わって明日地球侵略に来たら殴りに行きたくなるが。
じゃあ実際のところ、笑って済ませられない宇宙からの脅威とは?
1.隕石
隕石そのものは地球に多数飛来している。
今のところ人間に当たるような事故はそう多くないが、当たらなければ
どうということはない…わけではないから困る。
2002年9月25日にもロシアに落下した直径数十メートルの隕石が
あるらしいが、なんせシベリア広いから、人的被害とかなかった模様。
10km四方が焼け野原という威力だったとか…
ツングースカ爆発規模の隕石が都市部で発生した場合、メガトン級核が
都市部で爆発するのと同等だと思われる。
地球のどこかに隕石が落下する確率は想像以上に高く、数十メートル級
隕石は年に1度は地球に落下しているようである。
隕石に直撃して死ぬ確率はそう高くはないが、大きなものが地球に落下
した場合直撃とか関係ないから…
航空機事故と同程度には隕石で死ぬ確率があるという。
…自動車事故ほどは高くないのか。
2.宇宙線
太陽や恒星、その他各種天体は核融合などを起こしているので、
高エネルギーの放射線を放出する。
超新星爆発で発生した放射線が、銀河系の磁場により捻じ曲げられ
地球にまでたまたま届くことがある。
地球にいる限り、宇宙線の影響はほとんど受けない。
地球には磁場が存在し、大気もあるため地上に届くものはきわめて弱い。
…ただし、通常は気にしなくていいレベルの宇宙線だが、どこか近傍の
恒星が超新星爆発を起こした場合、われわれの生活にも影響が出る
可能性は結構高い。
それより太陽由来のもののほうがきついかもしれない。
太陽が弱まれば弱まるで宇宙から宇宙線が到達する確率が高まるし、
強ければ今度は太陽自身の宇宙線が増えるし…
太陽の影響で宇宙線の影響で電波通信や人工衛星に障害がおきることは
以前から想定されている。
3.ウィルスや微生物
…ウィルス?微生物?
そんなものが宇宙空間にあるのかと言われそうだが。
もちろん最初から宇宙にあったわけではない。
地球由来のものが隕石の衝突などによって宇宙空間に放出され、
それが宇宙線を大量に浴びて変異する…
宇宙空間ではサルモネラ菌の毒素が強毒化したという研究結果もある。
放射線を浴びる量が地上の比ではないわけで、当然微生物やウィルスの
変異スピードも加速する。
また、そうやって変異したウィルスが、太陽風などによって電荷をもち
地上に到達することもあるという。
新型インフルエンザの発生原因のひとつかもしれない。
…正直なところどれも宇宙人よりは危険性高いなぁ。
金星人はともかく、これらの脅威と宇宙人なら、まだ宇宙人のほうが
知性あるから脅威を回避できそうな気がするよ。